相手にお願いをする表現、いくつご存じですか。
「お願いするための会話表現」は、試験によく出ます。
なぜなら、普段から使うからです。
お願いの表現はいろいろとありますが、
その中から試験に出るもの、実際に使うものをいくつか、
本日から3回に分けてご紹介していきます。
さて、
「お願いをするときには “please”を付ければOK」という方が、
割と多くいらっしゃるようです。
Open the door, please?
pleaseを付けても、これはあくまでも命令文です。
そこで、“Will you” を加えます。
Will you pass me the salt, please?
家族や友だちに、自分の手の届かないところにある物を取ってもらうときの言い方です。
「そんなこと、もう知っているよ」と言われるかもしれません。
ただ、実際に普段から練習して、その表現を使いたいときに、
反射的に出てくるようにすることが大切です。
「知っている」だけでは、言ったり聞き取ったりすることはできません。
“Can you” もありますね。
Can you tell me how to get to the station?
道案内してもらいたいとき、“go to” と言う人もいますが、“get to” を使います。
これにpleaseを付けてもよいでしょう。
ただ、 “Will you” や “Can you” はとてもカジュアルな表現です。
「教えてくれない?」というニュアンスですから、目上の人には使えません。
丁寧にするときは、
“Will you” を “Would you” に、“Can you” を “Could you” にしましょう。
先生やクライアントにも使える表現となります。
Would you send me your document, please?
Could you give me an example, please?
あるいは、こうした慣用句的なものも、いろいろな試験に出ます。
Could you give me a hand, please?
さまざまな、リアルなシチュエーションを想定して、会話練習をしておきましょう。
うまく言えなかったらすぐに確認して、
「こう言えばよかったんだ」と何度も口を動かして、咄嗟に言えるようにしてくださいね。
次回はさらに丁寧な表現についてお話しします。
お楽しみに。